ハレゾラ
満たされた心と身体

お風呂から上がり浴衣を着ると、よく冷えた清涼飲料水を飲みながら縁側で外の
景色を眺めていた。眼の前に広がっている海が、月明かりに照らされてキラキラ
と輝いている。


「はぁ……もうダメ……」


こんな綺麗な景色なのに立って見ていられない。近くにあったソファーに座り、
身体を投げ出した。身体が悲鳴をあげている。
何故って? それは……。

彼がとんでもなく凄かったからっ!!!

25歳の彼が、どこであんなコト覚えてきたのっ!? というくらいのテクニッ
ク!

あぁ……思い出すだけで恥ずかしい。声、誰かに聞かれてなかったかしら。

私をこんな状態にした張本人は脱衣場で、今度はちゃんとバスタオルを腰に
巻いてストレッチなんてしてる。

うぅ……若いって素晴らしいっ!
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