ハレゾラ


「調子悪いんなら何で言わないんだよ。って、言える状況じゃなかったか。ここ
 んところ休みなく働かせてたもんな。悪い……」

「チーフが謝ることないですって。自分の体調管理ミスなんだから」

「でもな……」


そう言って時間を確認すると、胸ポケットから携帯を取り出し、どこかに電話を
かけ出した。


「おう、俺俺。お前、今何してる? うん……そうか。だったら丁度いい。今す
 ぐこっちに来れるか?」


誰に電話してるんだろう? 朦朧としてきた頭で考えていると、「じゃあ頼んだ
ぞ、翔平」と言う言葉が聞こえたのと同時に、私は意識を失った。
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