キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
なっなっ……なに!!?






薄暗く、棚や段ボールで埋まっている狭い資材室の入口。





ドアの外ではパタパタ通りすぎる上靴の足音と数人の女の子の声が聴こえる。




「ん…」


「しっ、黙れって」




さらにグッと口を塞がれ、伊勢谷陣の胸元が近づいた。



「!!」


あたしは思わず目を大きくする。



伊勢谷陣……男のクセになんかいい匂いがする!!


しかも着崩した制服の胸元からは男らしい綺麗な鎖骨が見える。









ドッドッドッドッドッ!!




あたしの心臓はドキドキを超えて壊れそうになった。

< 122 / 274 >

この作品をシェア

pagetop