キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
女はちょこちょことアホみたいな走り方で俺たちの方へ来る。


しかもその途中、なにもないのに女はぺしゃっとギャグのように転けた。





なんだコイツ…

ますます素性が分かんねぇ。








「あっあの、えっと…昨日のお礼をしていただく件なんですが…」



女は痛そうによろけながら俺たちの前に来る。





「あぁ、なに?」


「はい、えっとですね…」




女はポケットをまさぐると一枚の紙を俺に手渡した。





「恐ればせながら…これがあたしが伊勢谷先輩にして欲しいことですっ…!」


「?」





俺は眉間にシワを寄せながら、腕を伸ばして手紙を受けとる。


手紙を開くと中にはふざけた丸文字でこう書かれていた。



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