Black Coffee.





”特別”というだけで惹かれてしまう。
チャレンジャーなあたしは新商品や
特別メニューに弱い。





知ってか知らずか、彼はそう言って
さっきとは違うグラスを出してきた。





「 ・・・・・・っ 」


「 どうですか? 」





その味に、思わず口元を押さえて
叫びそうになる声を抑える。
グラスと彼とを何度か見ながら





「 大好きです! 」





堪え切れなかったあたしは
大きめの声でそう言っていた。
一瞬驚いたように目を見開いた彼は
”口に合わなかったのかと思いましたよ”と
苦笑混じりにそう言った。






< 11 / 174 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop