[続]素敵すぎる恋愛・・・あなたの世界へ
いろいろ考えた。

私の頭では考えられることはなくて・・・


結局、私は家を出るという安直な考えで落ち着いてしまった。

私は、数日分の荷物を鞄につめて・・・

家を飛び出していた。


正直行くあてもなかった。

実家の母の所に行こうとも考えたのだけど、母は父と再婚していたし、

父は貴俊さんと仕事の付き合いがあるから。

きっと見つかってしまう。

それを考えたら、実家へ帰る選択肢はなかった。


私は・・・駅から電車に飛び乗っていた。どこへ行くのかも分からない・・・


そして、終点で私は降りた。

降り立った駅はもちろん初めて降りる駅で、右も左も分からない・・・

駅前に見えたビジネスホテルに部屋を取ることにして・・・その日は部屋から出ることはなった。
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