［続］素敵すぎる恋愛･･･あなたの世界へ
俺は、玄関のチャイムを鳴らした。

俺と一緒に来ていた勇人と一緒に…

こんな電話があったばかりなのに、この女は呑気に玄関のドアを開けた。


「なんで？ここに」

「バカな女…こんなことしてただで済むと思っているの？」

勇人が女を見下ろしながら話す。

「平気よ。私がウソついてお金とった証拠なんてないでしょ。
　あの子が渡したといっても証拠もないわ･･･」

女は平然と言いきる…
本当に救いようのない女だ。

「お前…マンションのエントランスで金を受け取ったな。
　防犯カメラに写ってんだよ、ばっちりな…」

「えっ…」

「モデルも、防犯カメラの前じゃ、可愛い顔もできねーか…」

バカ女は愛美から金を受け取ると中身を確認するために封筒を開けていた。

きちんとひと束…１００万の金を愛美から引き出させたのだ。

この女は後先考えずに何を考えているんだ。


「子供の父親は？」

「分からないわよ。風俗で働いていたから、誰の子かなんて…」

女は吐き捨てるかのように言葉をつづった。
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