[続]素敵すぎる恋愛・・・あなたの世界へ
夜遅い時間でもあったが、俺は高峰の家のチャイムを鳴らす。

俺が来ることが予想されていたのか…

すんなり、ドアはあいた。


「夜分にすいません。
 非常識なのは十分理解しているつもりですが、
 俺の…俺の愛美を返してください。」

俺は両親に頭を下げた。

「頭をあげてください。
 ビジネスの世界で冷酷で名の通っている笠井貴俊とは思えませんな… 」

「愛美のことではなんでもしますよ。
 返してください…」

「返すも何も…愛美次第です。
 私は、愛美が幸せになってほしいんです。」

お義父さんはそういうと、ひとつの部屋を指さした。

「あそこにいます…」

そういうと、俺を残し、リビングへと入ってしまった。
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