[続]素敵すぎる恋愛・・・あなたの世界へ
一緒に飲み始めると、二人は若干らぶらぶチックになっている。

そんなのを見れば、私だって貴俊さんに会いたくなっちゃう。

「渋谷さん・・・なんか俺たちあてられてるよね・・・」

『本当ですよ。まったく・・・』

「じゃあ・・・俺達も仲良くなろっか・・・」

奥下さんの言葉に私はびっくりした。


その会話がらぶらぶ中の二人にも聞こえたのか・・・

「「だめ・・・」」

二人から、同時に声が発せられた・・・


「なんだよ。二人だけいい感じになってるくせに・・・俺たちだっていいだろ」

奥下さんはすべての事情を知らないからかそんな事を言っている。


青木さんは私の顔を見て、言うぞって顔をした。


「奥下・・・お前今の会社好きか?」

「はあ・・・いきなりなんだよ。もちろん当たり前だろ。
 どれだけ、うちの会社が一流と扱われているか知ってるだろ。
 社長は怖えーけど・・・憧れるんだよ。
 いきなり何なんだよ」


「そっか。うちの会社やめたくなかったら、渋谷に手を出さない方がいい」


「なに?もしかして副社長の恋人とか?愛人とか?言っちゃう??」

『違います。』

なんで、勇人さんが出てくるのかしら・・・
貴俊さんにあこがれるって言っているくせに・・・
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