[続]素敵すぎる恋愛・・・あなたの世界へ
その会話に先生が入ってきた。

「おい。いい加減にしろよ。それとこれは話が違う。
 今は同窓会だろ。会社とか関係ないだろ。」

「先生もそんなこと言っていいのかしら。
 私、先生にそんな風に言われたって父に言うから。」


私はその言葉にかチンときた。
先生は一生懸命働いているのに、たかが生まれおちた星が社長の娘だったって言うだけなのに・・・

私は、自分でも止められなかった。

『私の事なのに、先生もユリちゃんも関係ないでしょ。』

「あら。お水のお嬢さんが怒っているわ・・・」

『私は、今は仕事はしていませんし、そんな夜のお仕事もした経験はありません。』

「どうとでもいえるわね。
 でも、こうなったら、先生も覚悟してくださいね。
 私を怒らせるとどうなるか・・・楽しみだわ。」

その言葉に私の頭の中に冷静という言葉はなくなっていた。

『ユリちゃん・先生。そんな会社すぐにやめていいよ。
 こんな娘にちゃんとした教育ができない父親の会社なんてたかが知れてる。』

「何を偉そうに・・・じゃあ、渋谷さんが先生たちの生活の面倒を見れるのかしら?」

『ええ。もちろん。すぐに入れる会社を紹介します。』

「あらあら・・・うちの様に一流の会社に入れるわけないでしょ。
 まったく・・・なんて人なのかしら。」


私の頭はさらにヒートアップ。

そんな時、司会者から、そろそろお開きの時間になりましたとの言葉。

その言葉で少しは私は冷静になってきた。
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