[続]素敵すぎる恋愛・・・あなたの世界へ
コンコン

私たちは貴俊さんがいる社長室へ入って行った。

『貴俊さん・・・ごめんなさい、お手数かけちゃって・・・』

「いや。そんなことはどうでもいい。
 でも、直接ここに上がってきてもいいといつも言っているだろう。」

『でも、お仕事しているところだったら困るから・・・ごめんなさい』

「謝ることはないよ。愛美が嫌な気分になったんじゃないかと思ったんだ。
 受付にも村田にもきちんとさせるから・・・
 健司・・・いいな。」

『ちょっと待って。何もしなくていいから。別に気分悪くないし。
 みんな当たり前の仕事をしただけなのに・・・
 貴俊さんが、そんなこと言うなら、もうここには二度と来ないから!!』

「愛美・・・すまん。愛美にはかなわないな。
 社長の妻を知らなかったなんて言われたら、普通の奥さんは怒るもんだぞ」

『私は、この会社の社員じゃないし、知らなくても当たり前だよ。
 なんかしたら、絶対許さないからね。

 それに、私も妻だなんて言わなかったし・・・』

「なんて言ったんだ?」

『笠井ですって言った。』

「まったく・・・お前という奴は・・・
 まあいい。座ろう」


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