[続]素敵すぎる恋愛・・・あなたの世界へ
愛美と共に店を回る。

女たちが喜びそうなジュエリーショップやブランドショップ。

入っては見まわし、その店を後にする・・・

”ほしい”と一言言えば、なんでも買ってやると言うのに・・・

愛美の口癖は”もったいない”だ。

愛美がほしいものを買ってやったところで、俺にとっては痛くもかゆくもない。

愛美の生活観念は今までと何も変わらない。

愛美がほしがらないのならば、俺が与えるまでのこと。

前に買い物に来た時も、俺のカフスなどとおそろいだと言うと、
それはうれしそうに俺からのプレゼントを受け取った。

今まで渡してきた金額の何十分の一・・・中には何百分の一のものでも。


俺は、愛美が見ている所で、あるものを見つけた。

時計だ。

俺が今使っている時計は前に自分で購入したものだ。
こだわりはないが、社長室に外商が持ってきた中から選んだもの。

今日は愛美とおそろいの時計を買うことにするか・・・
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