[続]素敵すぎる恋愛・・・あなたの世界へ
俺は愛美に、数点の時計を見せる。

もちろん愛美の反応は、いらないと示している。

だから、俺は

「お揃いで買おう。同じ時計で同じ時間を刻むのも悪くない・・・」

そういうと、愛美はうれしそうな顔をした。

俺は、ただ…その顔がみれただけで幸せだ。

愛美に時計を選ばせた。

その時計の内側に二人のイニシャルを刻んでもらう。

この店はすぐにできると言うから、

ソファーに座り、コーヒーを飲むことにした。


愛美は俺の顔を見ながら・・・

『貴俊さん・・・あの時計、一体いくらするんですか?
 私、あんな高級なものでなくてもいいですよ。
 量販店で売っているもので十分です』

「俺と同じものを付けるのは嫌か?」

嫌なわけないと分かっていて、俺はその質問をなげた

『そんなわけないです。うれしいです…でも高価すぎるから』

「俺と同じものを付けるのに、高すぎることはない・・・
 愛美は黙って俺からのプレゼントを受け取ってくれよ。なっ」

愛美は俺の言葉にうなずいた。

そのしぐさですら、かわいい。
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