[続]素敵すぎる恋愛・・・あなたの世界へ
『あっ…このお店。』

「何だ?知っているのか?」

『ううん。このお店確か雑誌にのっていたお店だ』

「そうか?この店は気にいりそうか?」

愛美は店内をみまわしながわ…
『うん。雰囲気って言うか…前に貴俊さんが連れて行ってくれたお店に似ている気がするの…』

「そうか…やはり似ているか。
 あの店とコンセプトは変えていると勇人は言っていたがな…」

『えっ?それって貴俊さんの会社のお店ってこと??』

「ああ…勇人がな。」

『そっか。だからかな。勇人さんらしいお店ってことだね。』


俺のことは店の奴は気がついていないらしく、
普通に案内されたことに愛美は機嫌がいい。

いつもうちの店に来ると、奥にある個室に案内されることが多いからな。

愛美の機嫌が言いならそれでいい。

俺は周りを見回しながら、店員たちの動きや店の様子をチェックしていた。

数か所、直さなければならない点も見つかったが、
今は何も言うことはしない。

勇人を通して、直すように伝えるとするか…


頼んでいたコーヒーとミルクティーが運ばれてきた。

口をつけようとした時、

「あれっ?貴俊がなんでここにいるのかな?」

なに??この声は勇人に違いない。

振り返ると、案の定勇人がそこに立っていた。

ちょうど奥の個室からでてきたところだろう。
< 96 / 212 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop