白銀の雪 〜星霜編〜
¨キリト¨

その名前は知っている…

私がまだ幼かった頃、ここから出ていった人

一族最高の力の持ち主と謂われながら、ここから去り、四神刀の一人と呼ばれた事…

アミはまだ幼かった為、キリトがどんな人物かまでは覚えていなかった。

ここではキリトの名は禁句となっている為、誰からもキリトの事を詳しく教えて貰った事は無かった。

「キリトは三年前の冥王との闘いで、その魂を光界玉に封じ、極秘利に光界玉をこの地に隠したのじゃった…」

それは初耳だった。
アミはてっきり一族の誰かが封印したとばかり思っていた。

「キリトはほとんど満身創痍じゃった…。ワシに光界玉を頼むと、傷の手当てもお構いなしに、すぐにこの地から出ていった…」

長老が昔を思い出す様に語る。

「俺はそのキリトに頼まれて、ここを捜していたんですよ」

ユキヤはこの地に足を踏み入れた理由を語り始めたのだった。
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