白銀の雪 〜星霜編〜

「そうじゃったのか…、してキリトは?まだ生きておるのか!?」

「それは…、分かりません。俺にこの地にある光界玉を護る様伝えてすぐ去りましたから。普通なら生きてはいない程の重傷でしたが、仮にもキリトは四神刀の一角、そう簡単にくたばるとは思えませんね」

ユキヤは淡々と事の顛末を語り、また一呼吸置いて語りだす。

「キリトの生死は分かりませんが、師であるユキヤを含めた三人は、伝え通り亡くなっています。」

やはり四神刀は既に伝説と共に終わっているのだ。

伝えられていない、後継者を遺して。

「それにしてもここを捜すのは苦労しましたよ、キリトは大まかな場所しか伝えてなかったですからね」

これで全て合点がいく。
ユキヤは迷い込んだ訳でも、この地を狙ってた訳でも無かった。
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