LOVE☆パズル
とりあえず、コンビニの裏にある公園に二人は向かった。


ジリジリと夕日が二人を照らしていた。
私は夕日があたり、顔が熱かった。

照れて顔が赤いわけじゃない、となぜか心の中で否定していた。


しばらく二人して無言のままだった。


正直つまらない。

それに見た目も思ってたのと、少し違う。


彼の見た目が悪くなったんじゃなくて、間違いなく私が美化し過ぎていたことに気付いた。


公園に着くまでの間には、既に私の心は決まっていた。


私は彼のこと好きじゃない。

私は大きな間違いを起こしてしまっていた。



それからはあんまり記憶にない。



たしか、私から『もう帰ろうか』って言ったんだっけ。

私から呼び出しておいてね…

ほんと酷い女だよね。


そのままお互い何も言わず帰った。


自己嫌悪。


罪悪感。


私は今までの思いは何だったの?って思ったけど、彼が一番何だったのかわからなくて、迷惑だったろう。



ごめんなさい…吉光くん。許さなくてもいいから…

最低だよね…


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