愛のMelody【完】
「鈴谷さん、だったわよね?」


「はい…」


「無理にとは言わないわ。

弾きたくなったらいつもで来てね。

昼休みは毎日開けておくから」


「先生は……

いえ、何でもありません…」


何か知ってるんだろうか…


だけど、聞けない


もし、何も知らなかったら墓穴を掘った事になるから


「もう、50を過ぎてるけど、音楽の先生よ」


先生はそう言った


つまり、先生は知ってるんだ


ピアニストである鈴谷華音を---




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