私の片想い事情 【完】
上がったり下がったりの気分に振り回されながら、その日の業務は終わった。
自主練で来ていた高校生の生徒に「何ボケッとしてんの?」ってビートバンでこづかれる始末。
あぁ、情けない。
そんな私を余所に、かわいい女子大生にあのキラースマイルで笑いかけている隼人を見ると、いつも以上に切なくなり、腹が立った。
やっぱりあの隼人がヤキモチなんて妬くわけない、とまた気分が落ち込んだ。
私に対する態度とは打って変わって、機嫌の良さそうな隼人の笑い声がプールに響く。
今日は菅波君もいたから特に女子大生のテンションが高い。
「今からご飯行こう」なんて会話まで聞こえてくる。
そんな会話を聞きたくなくて、私はプールの片付けもそこそこにシャワーを浴びに更衣室へと戻った。