私の片想い事情 【完】
わ~るかったわねぇ!
どーせ彼氏すらもいませんから、そんな話遠い遠い未来ですよーだ!
「くだらないこと言ってないでさっさと食べてよ」
私はプイっと後ろを向いて、カウンターへと回り、洗い物を始めた。
反論したかったけど、もし、さっさと彼氏を作れ的なことを言われたら、そんな日には、ずとーんと落ち込んでしまうから。
「それに、私が世話焼きになったのは、隼人のせいなんだから!隼人と静香さんが私をコキ使うからでしょ!」
私はここぞと言わんばかりに反論する。
そりゃあ、隼人の世話を焼くのは好きだけど、全然苦じゃないけど。
「ああ、静香さんいつ帰ってくるって?」
静香さんの名前を出すと、私の反論なんて無視して、思い出したように隼人は尋ねてくる。
え?知らないの?
「ねぇ、静香さんとパパさんの予定聞いてないの?」
「全然」
全く、この母子は。