私の片想い事情 【完】

「ちょっと、真さん!」


マネージャーの腕の中で、瀧川君がじたばたもがく。


うっ……


この図かなりレアかも。


マネージャーも38とは言え、外見だけは、かなりのいい男だ。


二十代の頃は、今の隼人のように母親たちに大人気だった。


そして、私の母も目をハートにしてマネージャーに熱い視線を送っていた。


マネージャーの体格は、一回り瀧川君より大きく、たくましい。


瀧川君も綺麗に引き締まった筋肉質な身体をしているけど、色が白く綺麗な顔をしているせいか、日に焼けたマネージャーと並ぶと、ちょっと危ない雰囲気。


うっわ~


私、ボーイズラブには興味ないけど、すごくドキドキする。


これって、写メったら奥様たちにかなり高く売れる?なんて考えていると、私の思考を読んだような瀧川君の声が低く響いた。




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