私の片想い事情 【完】
「こちらが瀧川一樹(たきがわかずき)君、でこちらが菅波陽斗(すがなみはると)君。明日から夏休みの間だけアルバイトのインストラクターとしてヘルプで入ってもらうから」
「はぁ……」
私は間抜けな返事を返しながら、流石イケメンは名前までもがオサレ、と納得してしまう。
「そして、彼女が浅井みなみさん。主に幼児・小学生のクラスを担当してるのよ」
「「よろしくお願いします」」
「はぁ……」としか繰り返さない私に、二人は人懐っこい笑顔を見せ、軽く頭を下げた。
この笑顔を見た瞬間、これはプールに死体が浮かぶな、と私は思った。
ホントに顔で選んだんじゃないかと思うくらいの美少年。
面接したのは、亜紀さん、もしかして?
何も言わずぼーっとしている私の横で少し息の上がった西本さんが説明する。
「二人は西崎君の後輩らしいの。彼の紹介で来てくれたのよね?」
なるほど~隼人のね、と妙に納得してまう。類は友を呼ぶんだ。
美形のトモダチは美形。