私の片想い事情 【完】
「二人とも若いのよね~。21と20だったかしら?」
西本さんの目がキラキラ輝いている。
いつもだったらアルバイトの学生なんてスルーなのに。
「それで、菅波君は西崎君についてもらって、瀧川君は浅井さんにってことだけど?」
「―――えっ?」
突然のことに私は目を見開いて驚いた。
イヤだよ、こんな美形!できれば横に並びたくない!
私は思いっきり嫌な顔をしていたと思う。西本さんの目が私を咎めるように睨んでいた。
「いや、私は間に合っていますから、生徒数の多い他のインストラクターのヘルプについてもらっては?」
「あなたもかなりの生徒持っているし、二人を指導できるのはあなたしかいないでしょう?」
私はまた思いっきり嫌な顔をした。それを目の端に捉えた西本さんの口角がピクンと引きつる。
これは鬼マネージャーからの嫌がらせだろうか?
っと!その前に、今「二人の指導」って聞こえたような気がしたけど?