私の片想い事情 【完】

次に、髪に何か整髪料をつけられ、手櫛ですかれる。


「い、今からプール入るのに何つけるんですかっ!?」


亜紀さんが手にしているボトルをまじまじと見つめる。


「洗い流さないトリートメントよ。プール入る前に、軽くシャワーで流せばいいから」


髪を耳にかけられ、その指が耳裏に当たり、私はビクンと身体を揺らす。


その反応を勿論逃さない亜紀さんは、ニヤリと笑い、執拗に耳を触ってきた。


「……やっ……亜紀さん……」


背中にビリビリと走る感覚に、身を捩る。


「あら?」

「何ですかーーーー!?」


涙目で亜紀さんを見上げれば、彼女は嬉しそうに笑っている。


ど、どS……。


「いつもと反応が違うのね?隼人に性感帯、開発された?」

「は、はいーーーー???」


一体何のことを言っているのだ、と睨めば、ますます亜紀さんは嬉しそうに笑う。


「ふふ。今のみなみ、すごく色っぽくて可愛いいわ。食べちゃいたい」


亜紀さんはそう言って、私の前髪をセットする。


ううう……




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