私の片想い事情 【完】
「……ん……や……隼人…んふ……」
ま、またキスで流される、そう思って抵抗してみるけど、一度味わった甘い蜜を覚えてしまったこの身体は、自然と隼人の唇に応えてしまう。
昨夜のキスより、どこか焦ったような感じがしたけど、それがまた私の抵抗しようという思いを奪っていく。
はっ、ダメ、ちゃんと話しなきゃ!
少しづつ剥がされていく理性を何とか縫い合わせ、拳をぎゅっと握り胸を押し返すが、びくともしない。
逆に、その腕を取られて、冷蔵庫に縫い付けられた。
「んぁ……っ……」
ダメだとわかっているのに、濡れた隼人の舌が侵入してくると、思わず自分から舌を差し伸べ絡ませてしまう。
くちゅくちゅと唾液を弾かせてきつく舌を吸い合う。
唇であれこれ私を翻弄している隼人は、更に、バスタオルに手を滑り込ませて、太ももをゆっくり撫でつける。
「あ……やん……んふっ……」
喉の奥から激しい欲望が沸き上がり、下腹部がきゅんと甘く疼く。
触れられた部分が熱を持ち、何かを求めて腰を揺らしてしまう。
いつの間にか抵抗していた腕からは力が抜け、冷蔵庫と隼人の腕に支えられてしか立てない私は、完全に隼人に白旗を振っていた。