私の片想い事情 【完】
「みなみ……エロい。もー俺我慢できないからな」
唇を解放され、呼吸もままならないまま朦朧としていると、じっと私を見つめる隼人の切れ長の瞳が暗闇に輝いていた。
急に羞恥心が沸き起こり、今から隼人が何をしようとしているのか、本当の意味で理解した。
「あ、あの……隼人……」
「今さら、待ったなしだぞ?」
剥き出しの肩をゆっくり指の背でなぞられ、身体がその指一本に支配されそうになる。
「ん……あの……」
「無理!」
何も言っていないのに、言葉をばっさり遮られる。
「ここまで来て、半裸状態で、どーやって俺に我慢しろって?」
上から見下ろさせ、私は初めてバスタオルが申し訳程度に腰にひっかかっている状態なだけということに気付いた。
「やっ……ぁ……」
慌てて胸を隠すけれど、容赦のない隼人の言葉が私を追い詰める。
「もー見たし、前にも見ているから隠すな」
「そ、そんなこと言わないでっ!」