私の片想い事情 【完】
自然に動く腰。
無意識に両脚を摺り寄せてしまう。
それに気づいた隼人の手が、胸元から腰へと滑り、その期待感に全身がブルッとおののいた。
腰骨に添えられた大きな手。
それはお肉がたっぷりついているお尻へと移動し、もみしだく。
「や、やだ……」
溢れた蜜がお尻まで滴っているのに気づかれたくなくて、身を捩れば更に強く固定された。
それでも逃げようとすると、押さえていた手が離れた。
ほっと安堵したのもつかの間、いきなり脇に手を入れられ、状態を起こされる。
「な、何?」
同じ視線の高さで見つめられ、その不敵な笑みに、嫌な予感がする。
と思った瞬間、脚を大きく開かされ、恥ずかしい部分を隼人の前に差し出すような恰好にさせられた。
「や、やん……」
「……っ……お前、やん、とか言うな」
「だ、だって、こ、こんな恥ずかしい恰好ヤダ……っ」
一生懸命脚を閉じようとするけど、それは許してもらえず、容赦ない隼人の言葉が落ちてくる。
「今からもっと恥ずかしいことするんだよ」
口角を上げて嬉しそうに笑う隼人に、羞恥より期待をしてしまう私は、どーかしているのだと思う。