私の片想い事情 【完】
羞恥に目を逸らすと、腕は簡単に解放された。
でも、ほっとしたのもつかの間、隼人の髪の感触を腹部に感じた瞬間、生温かいものが、熱の中心を覆った。
「きゃぁ……っ」
突き抜けるような快感に、驚いて見下ろせば、隼人が私の脚の間に顔を埋めていた。
そのいらやしい光景に、眩暈がするほどクラクラする。
は、恥ずかしすぎて死ぬ……
「は、隼人……ヤダ……そ、んなところ……っ」
「聞こえない……」
隼人の吐息が恥骨にかかるだけで、たまらないくらいの愉悦が下腹部を覆う。
腰を引いて逃げようとしても、両腕で押さえられ、さらに固定されてしまった。
指で中心を開くように広げられ、その中に隠れている何かをさぐるように隼人は、舌先を進める。
ヤダ……そこは……
前にも一度さんざん指でなぶられ、気がおかしくなった。
身体が快楽を覚えている。
今からされるだろうことを悟り、無意識に腰を差し出してしまう。
その瞬間、中心を強く吸われ、目の前がチカチカするような強い刺激に、どっと汗が噴き出してきた。
「んぁ……ああ……ん……」
舌先で突かれ、舐められ、吸われ、腰から下の感覚がおかしくなる。吸い付く力が強くなるにつれ、言いようのない欲望がせり上がってくる。
「あ、あ、あ、あ……やだ……」
「一度イケよ……」
思いっきり強く吸いつかれ、次の瞬間、信じられないほどの気持ちよさに、頭が真っ白になった。