私の片想い事情 【完】
荒い呼吸を繰り返し、身体を弛緩させる。
「もう……やだ……ムリ……」
はしたなく開いている脚を閉じようとするけど、太ももに力が入らない。
懇願するように隼人を見れば、意地の悪い笑みを見せていた。
「みなみ、お前はイヤとしか言わないな。止めろって言ってももう止められないと言っただろ?」
膝にそえられていた手が不意に移動して、人さし指の指先が、秘裂を開こうとするように割れ目に沿って侵入してくる。
「んん……っ」
「中は、まだせまいな」
ゆっくりと挿入してくる指に、ピリっとした痛みが走る。
腰を引こうとすると、逃さないと言わんばかりに、上部の粒を親指に腹弾く。
さんざん舌でなぶられ、大きく腫れあがっているそれは、ちょっとの刺激で、愉悦を生み出す。
「や、や、や……また、くる……っ」
小刻みに振動を与えられ、蕩けるような気持ちよさに悶えていると、いつの間にか、隼人の長い指がすっぽりと私の中に入っていた。その指は器用に中を動き回る。
じゅくじゅくと耳を覆いたくなるような音を立てて、狭い中を攻め立てる。
最初は痛みこそ感じた箇所が、徐々に熱を持ち、もっと奥へと求めているのがわかる。
つい腰を揺らしてしまう自分に、恥ずかしさに泣きたくなった。
私の変化を感じ取った隼人は、出し入れする指の動きを速め、突起を押しつぶすように刷り上げる。
「きゃあ……っ!それ、ダメ、ヤダ……」
蕩けるような痺れと共に、どっと蜜が溢れてくるのがわかる。
指がある一点を集中的に攻めたとき、何とも言えない戦慄が弾け、私の頭の中は、また真っ白になった。