私の片想い事情 【完】

食卓に並べられた豪華な朝ご飯。


焼き立てパンから、ご飯から、和洋折衷。


朝からひどく身体を酷使させられた私は、食欲がなくてげんなりしているけど……


「さぁ、みなみちゃん、しっかり食べて。栄養つけないと!」


朝からやけにハイテンションな静香さんに、私はあえてその理由を聞かない。


そして、その横で不機嫌オーラ丸出しの隼人は、フルーツだけ口に入れながら新聞を読んでいる。


普段、朝から新聞なんて読まないくせに、大人げないっ!!


そんな隼人を無視して、静香さんは私に話しかけてくる。


「みなみちゃん、今日はどうするの?」

「何も予定は決めてませんけど」

「病院は行かなくていいの?」

「はい、一週間後に見せに行くだけでいいそうです」

「そう。じゃぁ、今日は一日家にいるのね?」


静香さんは、顎に手を置いて何か考え込んでいる様子。


嫌な予感がする。




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