私の片想い事情 【完】
電話を終えた静香さんは、真っ赤に茹だった私に目を見開いて驚き、隼人が無理させるから!とぷんぷんになりながら、私を客間の布団へと戻した。
申し訳なさと恥ずかしさでいっぱいだったけど、静香さんはシーツを新しく変えてくれ、ゆっくり休んでいなさい、と電気を消してくれた。
うーん……
夜には消されなかった電気が昼間になって消されている、そんな頓珍漢なことを考えているいると、私は一気に睡魔に襲われ、重い瞼を閉じた。
そして、夢の中で私はとっても幸せだった。
草原の上に大の字になって寝ころび、青空を見上げていた。
横には、気持ちよさそうに寝息を立てている隼人。
そこには、ボンキュボンの色っぽい花嫁も、結婚式で友人代表のスピーチする自分もいない。
ただ、ゆったりとした時間が流れ、隼人と一緒に同じ景色に包まれ寝そべっていた。
ああ、何て幸せなんだろう……
私は、青い空に吸い込まれるように深い眠りについた。