SWEET&BITTER LOVE~シークレット・シェアリング《続編》~
俺はこの沈黙を破って、越塚と話がしたかった。




貝のように自分の世界に入ってしまった越塚を見つめながら、話のタイミングを伺う。



オフィス街に続く、階段を上がって、通りに出る。
眩しい陽射しに思わず、瞳を細めた。



俺を置いて、スタスタ歩く越塚を追い駆ける。



「越塚…俺はお前に伝えたいコトとお願いしたいコトがある」




「!?」



越塚は立ち止まって、俺に顔だけ向けた。


肩越しに俺を見つめる越塚。




「俺は珠希の外見に惚れて、結婚したんじゃない。珠希の気立ての良さに惚れた」



「・・・それが俺に伝えたいコト?お願いしたいコトって何だ?」



「それは…」


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