理想の瞳を持つオトコ ~side·彩~
「あら、アヤちゃん。
綺麗にしてもろて、良かったなぁ」
ドタドタとリビングに入る、険しい表情のかの子さんを見ても…
腕を掴まれてヨタヨタ歩く私を見ても…
全く動じない葉子さんは、ニコニコとハーブティを飲んでいた。
「綺麗なのは当然や。
私が腕を奮ったんやしな!
それより、葉子。
アンタ、どう言うことなん?
アンタは確か、『逸晴くんの婚約者を連れてくる』言うてたやんなぁ?」
詰め寄る、かの子さんを、
「そうや。彩ちゃんは、逸晴くんの運命のお人なんよ」
受け流す葉子さんは、『当然』と言わんばかりだったけれど…
「彩ちゃん、結婚しぃひんって。
それだけや無ぅて、観光客やし明後日帰るなんて言うてはったで。
どういうコトなん!?」
かの子さんの剣幕に、
「何やて?
そんなん、ウチかて聞いてへんわ。
秀ちゃんかてな…
『近々、本家に挨拶に来るやろ』って、言うてたし。
ねぇ、何でなん?
逸晴くんの、どこがアカンの?」
珍しく早口でまくし立て…
涙目で、私の両肩を掴んで揺する。
私はというと…
なぜ、こんな展開になったのかも分からず、返事もままならないまま、ただ躰を揺すられていた。
綺麗にしてもろて、良かったなぁ」
ドタドタとリビングに入る、険しい表情のかの子さんを見ても…
腕を掴まれてヨタヨタ歩く私を見ても…
全く動じない葉子さんは、ニコニコとハーブティを飲んでいた。
「綺麗なのは当然や。
私が腕を奮ったんやしな!
それより、葉子。
アンタ、どう言うことなん?
アンタは確か、『逸晴くんの婚約者を連れてくる』言うてたやんなぁ?」
詰め寄る、かの子さんを、
「そうや。彩ちゃんは、逸晴くんの運命のお人なんよ」
受け流す葉子さんは、『当然』と言わんばかりだったけれど…
「彩ちゃん、結婚しぃひんって。
それだけや無ぅて、観光客やし明後日帰るなんて言うてはったで。
どういうコトなん!?」
かの子さんの剣幕に、
「何やて?
そんなん、ウチかて聞いてへんわ。
秀ちゃんかてな…
『近々、本家に挨拶に来るやろ』って、言うてたし。
ねぇ、何でなん?
逸晴くんの、どこがアカンの?」
珍しく早口でまくし立て…
涙目で、私の両肩を掴んで揺する。
私はというと…
なぜ、こんな展開になったのかも分からず、返事もままならないまま、ただ躰を揺すられていた。