理想の瞳を持つオトコ ~side·彩~
両肩に添えられていた手が、ゆっくりとワンピースを下ろし…

ブラごと、私の体をすり抜け、ベッドサイドの籐籠へと落ちる。


下着一枚という恥ずかしさで固まっていると…

シルバーのパンプスも、優しい手つきで脱がされた。



「恥ずかしい?
そない思うんやったら、まだまだ余裕やな?」

「よ、余裕なんて…」

ぜんぜん無いって言いたかったのに…

仰向けへとクルリと返された驚きと恥ずかしさで…

とっさに胸を隠したら、

「ほら、やっぱり余裕や」

ニヤリと悪~い笑顔が見えた。



けれど…

隠した腕を、無理に振りほどくことは無くて…

代わりに、手の甲にチュッとキスを落とし…

指の一本一本を舐め上げていく。


それはまるで、これから自分に待ち受ける行為にひどく似ていて…

恥ずかしさで居たたまれないのに…

すっかり緩んだ腕が…

抵抗を忘れて、イッセイの頭を抱き寄せていた。


イッセイは、その腕に寄せられるまま…

胸へと近づき、甘い痛みを落としたかと思うと…

優しく舌で舐め上げながら痛みを消し…

顔の向きを変えると…

また同じ、甘い痛みと、優しい舌を与えた。


優しく撫でる掌は、脇腹をさまよったり、腹部へ旅したり…

双丘の膨らみの裾野に口付ける、唇に協力することもあって…

『胸って、裾野も感じるんだ…』

なんて、新たな発見もした。


それでも、なかなか肝心の部分に触れて貰えない、もどかしさから…

再び、イッセイの頭を抱き寄せる腕に力を込めると…

「せっかちさん」

と、意地悪な笑みを浮かべて、見上げられ…

待ち焦がれた、胸の先の蕾を舐め上げられて…

仰け反るほどの快感に酔い始めた。
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