中指斬残、捌断ち儀


ただ、伯母さんの金銭感覚はどこかおかしいことは否めない。


変なところで安さを追い求めるのに対し、伯母さんは自身に使うお金に対しては妥協というものを知らなかった。


服は一万円以上のものしか着ないし、髪は毎週美容室でパーマをあてて、月一でエステにも行っているようだった。


ついで一番出費を重ねたのが、“お守り”だ。


伯母さんが宗教団体に入っていたのを知るのは少し先の話だけど、僕を預かった当初から伯母さんの家には天然石がたくさんあった。


金のネックレスとか、パールのピアスとかの装飾品も多いのだが、群を抜いて天然石が家のあちこちにあったのを覚えている。


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