中指斬残、捌断ち儀


お腹が痙攣する、喉から口がひきつる。


けれども頭の文字が外へと湧き出る。


口からうじ虫がぽろぽろ落ちる感覚だ。


気持ち悪い、ただひたすらに気持ち悪い。


こんな場面で笑うとこじゃないんだけど――笑わずにいてどうしますか。


誰に?何に?どうして?


ぜんぶ、“己に向けてだ”。


僕へ。
なんて理不尽を受けているんだ。でも仕方がありませんよね?だって全部、“僕のせいであって、僕のため”なんですから。


苦しまなくていい悲しまなくていいんだ。


(…………………)


笑ってしまえばいい。どうせ感情なんかあるだけ邪魔だから。苦しいときはとりあえず笑いましょう。


(あ………………)


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