中指斬残、捌断ち儀
結果として、僕の考え通りになった。
その日の内に五十鈴さんが家に来たわけだが、藤馬さんをこってりしぼったらしかった。
そうして次は僕な訳だけど、これは案外早く終わる。
というのも五十鈴さんが条件を出してきて、もしもこの条件がなっていないならこってりしぼると僕へのお叱りは保留になったのだ。
条件――『このお金で自分の欲しい、うんと高いものを買うこと』。つまりは、僕自身のためにお金を使えということだ。
うんと高くと言うだけあって、五十鈴さんが藤馬さんから取ってきたお札は……“束”だった。春夏秋冬家にこんな財産あったのかと、心臓が止まるほどに多かった。
風車を職人作らせたとか言ったけど、もしかしたらそんなに高くないのかもしれない。あの人も金に目が眩みケチになるのかと思ったけど――もしかしたら藤馬さんは“こうなることを見越して、多く手持ちを残したんではないか”と考える。