中指斬残、捌断ち儀
「さざめきお兄さん100%。――内訳、加齢臭しない50%。水虫にならない40%。いちいちキレない10%」
「それでもジジイだ、この老害が!役立たねえカスの分際で、誰に楯突こうとしてんだ、ええ!足先からじわじわ腐らせてやろうか、“おこぼれちゃん”よぅ!」
「……」
「んだあ?今のは禁句か?認められねえ無力が、情けで置いているような、“おこぼれ貰うことしかできねえ乞食が”、いっちょ前に俺に反論しようって――」
どこで口を挟んでいいか分からないやり取りを無理矢理に止めた。
単に僕が二人の間に立っただけでも。
「ああ?わたるんが俺に楯突くわけー?」
正面には藤馬さん。後ろにはさざめきさんとあっては、僕がこれからどちらの味方をするのかは明白だった。