中指斬残、捌断ち儀
「さざめきさんは無力なんかじゃ……」
「無力だってえのっ。なに?それでも彼は優しいですーとか言いたいの?バーカ、優しいだけで何かできるわきゃねえだろうが!
力がねえんだよ、力が無いんだ。“半永久の寿命”なくせして、それ以外は凡人っ。だからこそ、認めてもらえねえ!カスだからな、いてもいなくてもいい存在がなに人様の迷惑になってんの?
ああ、おい?“生きてて肩身狭くねえか”?」
辛辣なる言葉は普通の人が聞けば、縮こまってしまうものだった。
耳が痛くなる。
先ほどと同じ“本当のことを聞かされたから痛くなる”のだけど、藤馬さんの今の言葉はさざめきさんを評しているんだ。
なのに思う。