中指斬残、捌断ち儀
『わたるんの負担にならないように?好きでやっているから?きもうざっ、その“好きでやっていることがガキのためになんなら、どうしてガキを無関係すんのー”。
分かってんのかなぁ、いーや、分かってねえからしてんだな、こりゃあ。
いっそ、恩着せがましい偽善吹っ掛けられた方が、“しゃらくせえ”って思えんじゃね?その裏に、その悪意に、善人じゃないからこそ無視できるもんなのに。“あいつらは、わざわざガキに考えさせちまう”』
助けられたからお礼をしたい。きっと大変だろうに。僕のためなんかにしてくれて。好きでやっているって、それすらも“気を使わせている気がして”――
『優しくされんのに慣れてねえからな、てめえは』
ありがとう以外の“返し方”が分からなかった。