中指斬残、捌断ち儀


「不幸せに居場所を求めるな、私たちは“そっち”にはいない。それでも行くというのなら、連れ戻す。またお前が自身を虐げるような――私たちに苦痛を植え付けるようなところに行く羽目になっても、私はまた懲りずに同じことをやるぞ」


馬鹿だからな、と自虐的に笑う五十鈴さんが手を――肘を上げようとする。


「懲りないんだよ、どんなに痛くても、傷ついても、お前がまた私の近くにいてくれるんなら――こんなのへっちゃらなんだ。だってきっと」


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