月と太陽の恋模様
あれだけ練習して……上手くもないのに……出来ると勘違いして……
いくら私の音が小さくて、先輩達の音にかき消されてカバーされてるとは言ってもミスはミスだ。
隣の唯川先輩や名島さんには気づかれてる。
1人のミスは皆のミスに繋がる。
私……取り返しのつかないことしちゃった……
「ゆーうちゃん。」
今は合わす顔が無いのに……
「皆、もう控え室に移動しちゃったよ?
優ちゃんの楽器は真矢ちゃんが片付けてくれてた。」
「風先輩……」