月と太陽の恋模様
「涙流してくれてるの?
まだ私、引退しないよ。鬱陶しいかもしれないけど……もう少し一緒に居てね?」
違うのに……
そんなんじゃないのに……
「私はこんな先輩思いの後輩をもてて幸せだ。」
先輩はニッコリと微笑む。
「私…「やめて下さい!!」
私は思わず叫んでいた。
「違う!違うんです!私は……私はそんな出来た後輩じゃないんです!」
もう感情が制御出来なかった。涙がとめどなく溢れる。