月と太陽の恋模様


「先生待って下さい!私、家に帰って自分で作りますから!」




「誰が起きて良いって言った?寝てろ。」




「いやいや!もう大丈夫ですから!ご迷惑おかけしました!さようなら!お礼は後日に改めてさせていただきます。」




私は急いで起き上がり玄関まで行く。




「わっ……」




後ろから手を引っ張られた。


危うくこけるところだった。




「寝てろ!」




―――初めて怒鳴られた。
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