月と太陽の恋模様


「ハハハ…ごめんごめん。面白くてさ。」




間違えた。根性真っ黒だった。




「なかなかの性格ですね。」




「君もね。」




「……あなたには言われたくない。」




「そんなに俺と話したいの?」




「は?」




私は一刻もこの状況から打開したいというのに。何おかしなことをこの人は言ってるんだろう?




「ボタン。」




今度こそ私は慌てて押した。
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