桜‐幕末恋物語‐

 山南SIDE

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山南さんへ


山南さん、お久しぶりです。

山南さんのいない間に、勝手にいなくなってすいません。

私は山南さんのこと、尊敬してました。

一緒にお茶を飲むのも楽しかったなぁ・・・。

朱里さんとは仲良くやってますか?

もう一度くらい、2人の幸せそうな顔が見たかった。

だから、次に会うときは2人の幸せそうな顔を見せてください。


桜より

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山「本当にいなくなってしまったのですね・・・」

さきほど、沖田君によって届けられた手紙を手にそんなことを呟く。

次に会うときには朱里さんとの幸せな顔を見せましょう。

だから、あなたも大好きな人との幸せな顔を見せてくださいね。

その日を楽しみに待っていますよ。

   山南SIDE END

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