あなたに見守られながら・・・
そしたら詩音が、あの日昼休みに呼び出されて告られたって言った。
まさか藤島?と思ったが、相手は生徒会長の前川先輩だと言った。
前川先輩って・・・なんで?詩音なんだ?
そう思ってる俺に、詩音は衝撃的なことを話した。
あの日、前川に告られて、手にキスされて、指まで舐められたって・・・
それを助けたのが、藤島だったと・・・
そう俯いて泣きながら話す詩音を、俺は抱きしめた。
くそっ!何だよそれ!詩音がそんな目に合ってるのに、俺は何にも知らないで・・・
俺は詩音を助けてやることも出来なかったのかよ・・・
前川を絶対許さないと言った俺に、大丈夫だから何かするとかやめろと言う詩音。
「ごめん・・・たぶん無理・・・大好きな詩音がそんなことされて黙ってるとか・・・無理だろ・・・」
無理だろ・・・そんな・・・そんなことされて黙ってるとか・・・
俺は詩音の小さな手が好きだった。
かわいくて小柄な詩音の小さな手・・・手を繋ぐ時に、キュッと俺の指を握る詩音の手・・・
その手にキスされたなんて・・・しかも、舐められたとか・・・
何だよ、それ・・・