あなたに見守られながら・・・

部屋に着いて、俺は詩音を抱きしめた。

「詩音、本当にごめん・・・詩音を1人で帰すなんて・・・俺、また詩音を危ない目に合わせちまった・・・ごめん・・・だからいつまで経っても詩音に好きになってもらえないんだよな・・・」

そう言う俺に、詩音が言った。

「いっくんごめんね・・・あたし、いっくんのことちゃんと好きだよ・・・いっくんが木崎くんのことを忘れるためでいいって言った時も、あたしはいっくんだから付き合いたいって思った・・・いつもいっくんがあたしの側にいてくれたから、あたしは笑っていられたんだよ・・・」

涙が溢れるその目で、俺を見つめる詩音。
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