推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】


延々と小動物のように震えていた人見知りの彼女と殺人は、それこそ干支で例えれば犬と猿。


事件現場で例えれば水と油。


通常、手を組むことなど夢にも思わない。


しかし、彼女が犯人だと仮定すると、あらゆる事象に辻褄が合うのだ。



「うん。さっき解いた問題AとB、これが教えてくれたんだよ。ダイイングメッセージの答え、つまり、この人が犯人だって」



もはや、匠の発言がハッタリだと疑う者はなかった。

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