未来へ
その日は全校が学校祭準備のため部活も休みで、私は強引な紗英の後押しもあり、藤堂君と一緒に帰ることになった。
藤堂君の家は私の家とは反対方向だったけど、家の前まで送ってくれた。
当然のように手をつないで家までの道を歩く。
「なんか、照れるね。私、誰かとつきあうの初めてなんだ。」
「オレもだよ。いままでホントサッカーばっかりやってたからさ。」
すっかり暗くなった道を歩いていると、小さな公園があった。
「ちょっと寄って行こうか。」
いつもの通学路だけど、一人で帰る時にはこの公園に立ち寄ることはほとんどない。
公園のベンチに二人で腰掛ける。
さすがに今の時間は誰もいなくて、数少ない街灯が瞬いている。
藤堂君の家は私の家とは反対方向だったけど、家の前まで送ってくれた。
当然のように手をつないで家までの道を歩く。
「なんか、照れるね。私、誰かとつきあうの初めてなんだ。」
「オレもだよ。いままでホントサッカーばっかりやってたからさ。」
すっかり暗くなった道を歩いていると、小さな公園があった。
「ちょっと寄って行こうか。」
いつもの通学路だけど、一人で帰る時にはこの公園に立ち寄ることはほとんどない。
公園のベンチに二人で腰掛ける。
さすがに今の時間は誰もいなくて、数少ない街灯が瞬いている。